河窪建設株式会社
取材:2020年6月
フロー(建築)からストック(賃貸管理)への事業展開
1. 加盟に至った経緯は?
ユーミーマンションFCへの加盟は1990年です。当時、私は入社4年目の29歳で住宅部門にいました。FC加盟の経緯は、手掛けていた官公庁の仕事に替わる部門として、先代が決断したことだと聞いています。
現在は、官公庁工事から脱却し、住宅部門・ユーミーマンション部門・リフォーム部門・不動産部門を主軸に展開しています。当社の副社長の川本明久(当時)が中心となり、加盟の準備や営業などを進めていました。ユーミー部門だけで年間3億ほどの売り上げがあることなどが30年加盟し続けている理由です。
当社の営業方法は、主に農家へ定期訪問し、信頼関係を築くことから始めます。初回訪問時、ユーミーマンションを建てる気持ちがなかったとしても、時が経過するごとに状況が変化しています。農家を営まれている顧客が本当に必要なタイミングでご提案できるよう努めています。そういった意味では、加盟当初に、川本が潜在顧客の営業開拓を行っていてくれていたことが財産となっています。
2. ユーミーマンションFCを選んだ理由は?
先代から聞いている記憶では、ユーミーコーポレーション株式会社の先代社長の弓場静昭さんの話を聞いたことがきっかけだったと思います。建設会社は「請負から脱却し、造注へ」という考え方に感動し、加入したと聞いています。
3. 加盟後に苦労したことは?
飛び込み営業の難しさを感じました。FC加盟前は、公共工事と一般住宅が中心で営業は行ってきませんでした。
一般住宅に関しても、紹介や展示場集客で受注をしていました。ユーミーマンションの営業は農耕型で今までとは手法が異なり、当時の営業担当者は苦労したと聞いています。
4. 加盟して良かったことは?
前出の通り、現在でも1億~3億円の受注がコンスタントにあり、リピーターのお客様もでき、毎年の利益確保ができています。管理も別会社として設立し、安定した収入につながっていると感じています。
ユーミーマンションに特化した部門も設立し、担当として課長の青井隆典が営業を行っています。副社長の下で学び、今や会社の売上の柱となるまでに成長したことがとても嬉しいです。また、私の長男が社会人になった当時、FC本部の現場で修行をさせてもらいました。社会人、営業の基礎などをしっかり学んで成長して会社に戻ってきました。私たちの会社では、社員教育がなかなか行えない中、ユーミーコーポレーション株式会社のような大きい会社に行って、色々教えていただいたことについてとても感謝しています。このような交流ができるのもユーミーマンションFCならではと感じています。
5. 今後の展開・目標は?
毎年数棟という、あまり高い目標ではありませんが、ストック事業として安定受注を目指したいです。またその入居者から、住宅部門への顧客の掘り起こしにも注力していく考えです。
現在、ユーミーマンションに入居している入居者に対して、当社で家を建設した場合、5%OFFにする取り組みなどを行っています。最近では、この試みが奏功し、一般住宅の受注も取れてくるようになってきました。今までは、退去する際に特段の案内などもせずに取りこぼしてきていましたので、今後は強化していきたいと考えています。
会社情報
河窪建設株式会社
代表取締役 河窪秀明 様
本社所在地 | 愛媛県松山市 |
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営業拠点 | 愛媛県松山市 |
加盟年・エリア | 1990年・愛媛県 |