サンコー開発株式会社

取材：2020年6月

グループ企業から独立した事業の柱作り

サンコー開発㈱

1. 加盟に至った経緯は？

サンコー開発㈱　当社は、サンコーホールディングス株式会社というホールディングス企業の中で不動産部門として1995年よりスタートしました。2003年にサンコー開発株式会社として分社、独立をしました。これまでグループホーム内の物件管理をメインに他社物件も扱ってきましたが、いわゆる「外販売上」というのはなく、あくまでもグループ内における事業が中心でした。グループの中には、公共工事がメインの株式会社サンコービルドがあり、この会社が2008年からユーミーマンションFCに加盟し、38棟を建築しています。その物件427戸も当社で管理しています。
　これから先、当社としても、もっともっと売り上げを上げていくこと、新しい顧客を作っていくことを考えた時、株式会社サンコービルドとのエリアの棲み分けもでき、営業手法もわかっていることから、ごく自然な流れでユーミーマンションFCへの加盟に至りました。

2. ユーミーマンションFCを選んだ理由は？

　選んだ理由は、先ほどお話しした通りです。もともと株式会社サンコービルドのユーミーマンション事業部が、サンコー開発株式会社の営業部門を担う形で仕事をしています。現在営業3名、管理を行うサンコーユーミーネット2名、事務職員1名、ユーミーレディ2名、そして、私の9名体制で取り組んでいます。1年目に２棟、2年目に３棟を建設し、3年目の今年は２～３棟を予定しています。建設業としての売り上げが立ったのはこのユーミーマンション事業が初めてであり、売り上げを作る喜びを感じています。

3. 加盟後に苦労したことは？

　やはり、安定した受注を維持するという点が一番苦労しています。今年３棟受注できても、来年がゼロというわけにはいきません。当然、そのためには人員も必要です。今は営業だけでなく、工事も人手が足りません。新卒採用もなかなか難しいのが現実。そんな中で本部の営業研修があるのはとてもありがたく、研修をしっかり受け、施主視察にも参加しながら、今のメンバーと頑張っていけたらと思っています。

4. 加盟して良かったことは？

サンコー開発㈱　社内に「売り上げを作る」という考えが浸透したことです。利益を確保できる物件が、２棟３棟とあり、しかも難しいことを考えずに受注できています。通常の建設業では開始してからいきなり利益を出すということはとっても難しいこと。それができるのがユーミーマンションの仕組みのお陰です。
　売り上げが上がるようになったことで将来も見えるようになりました。受注し、実績が上がったことで官庁工事のランクもあがるという好循環が生まれています。ユーミーマンションの売り上げがなければ、来た工事に対し、慌てて入札を出し、儲けがなくてもやらないといけませんでした。しかし、今は利益が出ているので官庁工事を選ぶことができます。余裕を持って検討でき、「条件がそろえばね」と言えることは以前では考えられないことです。

5. 今後の展開・目標は？

　念願の外部からの発注を取ってくるという目標は達成しつつあります。官庁工事も今年は約2億円を予定しており、両輪で実績を上げられています。今年は自社物件としてビルを購入し、営業と不動産部を1箇所に集約しました。そうしたことで連携もとりやすく、仕事もしやすくなっています。
　このスタッフで長期的には安定受注を維持していくことが目標。安定受注は、一番シンプルで言葉にすることは簡単ですが、一番難しいことでもあります。FC本部は営業研修だけでなく、個別のフォローをしてくれます。FC本部から営業社員が福岡まで来て同行営業をしてくれ、個別にアドバイスをくれることは本当に助かっています。今後、加盟社が増えることは我々にとっても仲間が増えることでいいことですから、そういったFC本部の良い面が全国に伝わっていけばいいなと思います。