株式会社新宅工務店

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取材：2020年6月

大手企業にも打ち勝つ、事業提案ノウハウとコストダウン

1. 加盟に至った経緯は？

　当社は25年前から賃貸マンションの建設や管理を行ってきました。しかし、ここ2～3年は建築コストが上がってきたことで、大手企業と競合すると受注が出来ない事が増え、利益を伸ばすことが難しくなっていました。
　そんな中、ある会合でたまたまFC本部のSVと知り合ったのをきっかけに、当社の課題を話したところ、「ユーミーマンションFCならば、御社の力になれる」という力強い言葉をいただきました。それが加盟を考えるきっかけとなりました。当社社員の中には、当初不安に思っていた者もいましたが、私たちが抱える課題を打破したいという想いを伝え、その決意に賛同してもらう形で加盟に至りました。

2. ユーミーマンションFCを選んだ理由は？

　弓場昭大社長が書かれた「お客様は神様ではない！改」を読み、そこに書かれていた創業当時の話やFC結成の話に心から共感できたことが、一番の理由です。中小企業の気持ちを理解してくれている、今は亡き弓場静昭会長の考えが私の心に響きました。
　また、実際に鹿児島でユーミーマンションを見学した時、現場監督をやっていた私の経験から、建築方法や管理システムの構築に関して、とても工夫されていることが分かりました。加えて、中層マンションの実績も見せてもらい、この方法なら当社が拠点を置く大阪でも上手く活用できると思えたことも加盟した理由のひとつです。

3. 加盟後に苦労したことは？

　当社の営業担当は、長年、当社のやり方で営業を行い受注につなげてきました。しかしユーミーマンション事業では、お客様への提案方法から計画書の作成など、新しいことを一から覚えていかないと上手く受注につなげることはできません。彼らにはプライドや実績もあるため、今から新しいやり方を覚えてもらうのは難しいのではと悩みました。
　そのことをSV担当に相談したところ、「新しい人材を採用し、今までの事業とは異なるものとしてユーミーマンション事業を考えてみてはどうか」と提案を受け、早速、採用活動を開始。今年の4月から働いてもらっています。今後は、これまでの賃貸事業とユーミーマンション事業を別々なものとし、それぞれ協力体制を取りながら、事業展開していこうと考えています。

4. 加盟して良かったことは？

　これまでは、お客様から問い合わせが入ると、営業部門と設計部門がそれぞれ提案資料を作成し、工事部門にコストを依頼するという流れで進めていました。そのため、事業計画書を作るのにもかなり時間がかかっていました。
　しかし、ユーミーマンションFCに加盟したことで、ある程度の情報を渡すだけでFC本部から事業計画書が届き、すぐに話を進めることができるようになりました。また、自信を持って事業収支やコスト、賃料相場などをお客様に提案できています。このようなスピードと質を備えた事業計画書は、FCに加盟しなければできなかったことだと思います。

5. 今後の展開・目標は？

　ユーミーマンションFCには、2019年11月に加盟しましたのでまだ日は浅いですが、常に3年先をイメージしながら1年1年この事業を成長させていきたいと考えています。まずは事業比率が10％ほどの賃貸事業部門を40％まで上げていきたいです。
　また、管理業務も伸ばしていきたい事業のひとつです。現在、20棟ほど管理していますが、これを50棟まで伸ばしたいと思っています。そのためにはまず受注を増やさなければなりませんが、年間3棟を目標に、5棟、10棟と、少しずつ増やしていきたいです。そのためのモデルケースになればと、当社でユーミーマンションを建てて完成見学会を開き、その後は管理するという一連の計画を立てています。

会社情報

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代表取締役 池田正雄 様