株式会社瀬口組

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取材：2020年6月

RC造の強みをいかした賃貸事業提案

1. 加盟に至った経緯は？

　以前は、店舗や病院、工場などを建設する民間工事と公共工事をメインに仕事を受注していました。しかし、少しずつ他社との競争が激しくなり、価格を下げれば利益が下がるという悪循環に陥っていました。
　そこで、安定した利益が求められる事業は何かと考え、住宅に興味を持ったのです。さらに賃貸住宅であれば、建築後も管理、リフォームという継続したビジネスの流れができ、より事業が安定すると思いました。とはいえスタッフからは、「住宅はやったことがないけれど、本当に大丈夫だろうか？」という声も挙がりました。FC加盟を検討する過程で、実際のユーミーマンションを視察したり、FC本部の話を聞いたりして、社員全員が「これなら信じても大丈夫」と感じられたことが転機となり、2006年8月に加盟しました。

2. ユーミーマンションFCを選んだ理由は？

　実は、個人住宅関連FCも同時に検討していました。しかし木造戸建てですと1棟あたり2,000万円前後。ユーミーマンションだと1棟あたり1億円前後。当社がこれまで行ってきた事業の歴史から考えると、ユーミーマンションのほうが私たちの営業スタイルに合っていることから選びました。
　また、当社はこれまでRC造の建設がメインだったため、木造の建築をやっていなかったことも理由のひとつです。ユーミーマンションFCならば、技術的な部分で苦労しないのではと考えました。

3. 加盟後に苦労したことは？

　加盟当初は、1棟目をなかなか受注できずに苦労しました。土地を調べて個別訪問するという営業の方法は、今までやったことがなく、どうすればよいのか全く分かりませんでした。
　そこで、SV担当から指導いただき、同行営業支援を受けながら、様々なことを勉強させてもらいました。見本となる1棟目は私が建てることにしました。そうすることで、ユーミーマンションFCに加盟させていただいたFC本部への恩返しになると同時に、受注できない悪い流れを断ち切れると思ったからです。実際、1棟目を建てた後、2棟目、3棟目はすぐに受注することができました。

4. 加盟して良かったことは？

　建築コストについてはとても勉強になっています。定期的にFC本部の技術担当の方から、地域ごとに加盟社全体と当社のコストを比較してもらっています。そこでもし自社の工事費用が高ければ、コストダウンを検討するなど改善方法について細かく指導してもらっています。
　以前、お客様から大手建設会社と当社のどちらでアパートを建てるか迷っていると言われた時、「建物の品質や価格面から、どちらがより良いものか比較してみてください」と話したことがありました。結果、お客様に当社を選んでもらえた際には、勉強してきた成果が出たと大変うれしく思いました。

5. 今後の展開・目標は？

　今はまだコンスタントに受注できていないので、今後は安定して受注できるようになりたいと考えています。年間2棟前後だった受注を、5棟近くまで持っていきたいです。同時に管理事業も拡充し、リフォームにもつなげられるよう頑張ります。
　また、FC本部とはもっと密に連絡を取り合い、より良いものをお客様に提案できるよう、今後もしっかりと勉強していきたいです。当社を選んでくださったオーナーさんのためにも、入居者には長く住んでもらいたいですからね。誰もが喜ぶマンションを建設できるよう引き続きユーミーマンションFCの一員として努力していきたいと思っています。

会社情報

株式会社瀬口組

代表取締役 瀬口直紀 様

加盟からのマンション累計数